初めましての方は初めまして。
スカウトのジョージです。
本日はTwitterで投稿したこちらの画像について
詳しく解説していこうと思います。
*過激なタイトルごめんなさい。
はじめに
ここ数年で夜業界に「スペック」という言葉が急速に広がり、殆どの方が使う業界用語になりました。しかしこのスペックには致命的な欠陥があり、正しい認識を付けないと女性はそのスペックに苦しみ、店舗さんは逃すべきではないキャストさんを逃してしまうことになります。この記事ではスペックに対し問題提起しますので、正しい知識とセットでそれぞれスペックに対する考えを持っていただければと思います。
スペックとは?
そもそもスペックとはなんぞや?もはや常識と言っても過言ではないと思いますが、経験が浅い方の為に一応説明しておきます。
スペックとは
▶︎スペックは体型を知る指標
▶︎身長(cm)-体重(kg)で計算する
▶︎多くの場合110以上の数値が出る女性はスタイルが良いとされる
こんな感じ。例えば身長160cmの女性なら「50kgでスペ110」「60kgでスペ100」ということです。
現状多くのスカウトマンや店舗スタッフさん、更に女性まで「スペック」でその人の体型を認識し採用・不採用にまで影響を出している。何ならTwitter上で女性同士でスペックによるヒエラルキーみたいにも存在しますよね。それがスペック。スペックの知識と現状に関する説明は以上になります。
スペックの問題点
結論から申しますと「身長の違いによって良いスペックの出やすさに差出る」です。
更に詳しく書くならば「高身長であればあるほど良いスペックが出やすく、低身長であればあるほど悪いスペックが出やすい」ということになります。
実はそれだけでは問題にはならないのです。本質的な問題はこの事実を知らない「スカウトマン」「店舗スタッフ」「キャスト」がいるということ。
正しい認識が広まることはそれぞれの立場の人間の売り上げが上がる。将来的に、そのようなことに繋がることだと考えていますので、スペックの正しい認識について知らない方はこの機会に是非覚えていってください。
スペックが正しくないと言う「根拠」は?
僕は声高々に「スペックを過信するな」と叫んでいますが、その根拠は?
そう思う方もいるだろうか。そう思う方がいるならば逆に聞きたい。
「スペックが正しいという科学的な根拠を教えてくれ」と。
きっと答えられないだろう。
そもそもスペックが正しい指標だと説明するのに無理がある。皆さん、今まで生きてきて「身長-体重が110を超えるとスタイルいいよね!」なんて聞いたことありましたか?結局どこの誰が作ったかもわからない、夜業界のみで使われるかなり簡素的な指標なのです。
少し難しい話になりますが科学的にスペックを否定します。
BMIを知れ
皆さんはBMIという言葉を知っていますか?
BMIとは身長からみた体重の程度を示す体格指数で、「Body Mass Index(ボディマス指数)」の略。
●計算式
BMI(kg/㎡)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
この記事ではBMIの数値がいくつだと良いだとかそういうことには触れない。
もう少し話を聞いて欲しい。
スペックには信頼度がないということを主張しましたがBMIにはあります。
スポーツ界では、選手の過度な減量を防ぎ体重による有利・不利の差を少なくする目的で、スキージャンプやノルディック複合といったスキー 競技の一部でBMIを用いた体重制限ルールを設けている。BMIはそれくらい国際的に信頼が置かれている指標になります。
スペックとBMIにどれだけの差が出るのか
《身長・スペック別BMI表》
こちらの表は自分が以前作成したものです。
非常に便利な表ですので、スカウトさんや店舗スタッフさんは是非ご活用ください。
この表は《身長・スペック別BMI表》で身長が○cmでスペックが○な場合、BMIは○ですよという早見表である。同じ色がついている箇所は同じBMI、すなわちBMI上では同じ体型だという認識で大丈夫です。
スペックよりこちらの方がより正確。
この記事の1番最初に載せた画像のように
スペックが最大10も違うのに身長によってはBMI上では同じ数値になることもある。
まずはこの事実について覚えていただければなと思います。
まとめ
スペックの問題点として
①低身長ほど不利に、高身長ほど有利に出てしまう。
②スカウト、スタッフ、キャストの中でスペックの弱点を理解していない人がいる。
ということを必要な根拠を示しながら説明しました。
実際にBMI上では良い数字が出ているのにスペックの観点から写メ面接の段階で採用が出にくい方がいます。これは業界が解決するべき問題です。また、低身長でスペックの観点から損している人とは逆に高身長でスペックが出やすい方についても触れなければなりません。彼女たちは一見、大きな恩恵を受けているかのように勘違いしやすいですがそんなことはない。確かに写メ面接や実際の面接が通りやすいということはあるかもしれません。しかし、スペック自体がお客さま満足度を決めるわけではない。もっというならばお客様がそのキャストさんをリピートするかにスペック(間違った指標)は関係ないのです。もちろん実際のスタイルが影響を与えることはあります。なのでスペックが良くて(本来なら採用されないレベルの女性が)採用された層は入店後にどうしても自分よりもレベルの高いキャストさんとの勝負になり継続的に勝つことが難しいのです。こう考えると、全ての人が被害者なのかもしれませんね。
全ての店舗でBMIで全員分計算する必要はないと思っています。理由は単にめんどくさいから。
このようにすぐにBMIを計算してくれるサイトもあります。毎回使うかどうかは各人の判断になります。
僕が大事にするべきだというのは「知識」と「正しい認識」をつけるということ。
スペックも使い方さえ間違わなければ問題ない。頭の中で大まかにスタイルを判断する時や会話で簡素的に話す時には使っても良いと思う。何なら超便利。
しかし、お金が絡む重要なところでは使うべきではないということ。
また補足しておくとBMIでさえ万能ではない。結局はお客さまがどう感じるかが大事。よく「見た目が良ければ体重が重くても構わない。」というナゾな言葉を見かけるがコレも正確ではない。風俗の接客では体重を感じるプレイもあるはずだ。そこで「重い!なんか嫌だ!」とお客さまが感じてしまえば、残念ながらそこまでだ。
ご理解いただけましたでしょうか。「スペック」や「BMI」に対する、それぞれ持つべき「正しい認識」を持ち、それぞれの売り上げが上がることを願っております。
